「相続相談」Google先生と相続コンサルタントの違い②

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「あれ?前回のブログと、タイトル、一緒じゃない?」

 

という鋭い、突っ込みを入れられる方、

はい、正解!

 

・・・でも、よく見てくださいね(笑)

前回は、タイトルの最後が「①」

で、今回は、「②」

 

ということで、前回と何が違うのかというと、

このブログにおけるメッセージの宛先です。

 

前回は、エンドユーザ―(相続の相談者)に対して、

せっかくの相談だったら、

時間を有意義に使うためにも、

心を開いて、

 

1)その他の財産状況

2)推定相続人の数

3)特定の不動産の相続人(誰が相続するか)

 

を隠さずにちゃんと、教えてくださいね!

でないと、時間も勿体ないし、

上記の 1)乃至 3)の1つでも変わってくると、

全然、提案内容が変わってきたりするんですよ・・・

 

的な内容でした。

 

では、今回は・・・!?

そう、今回は、前回と逆で、

相続相談をされる側、つまり、相続相談員。

もっと、言ってしまうと、

税理士、法律家、相続コンサルタント宛の

メッセージ的な要素が強いです。

 

さ、このブログのタイトル、思い出してください!

 

「相続相談」Google先生と相続コンサルタントの違い②

 

もちろん、「②」は気にせず、このタイトルと、

よーく、睨めっこしてみましょう!

どうですか!?

「Google先生」に勝てる自信ありますか(笑)?

 

僕は、・・・ 当然、

知識量では、「Google先生」には勝てません。

はい、「Google先生」の圧勝です!

 

ただ、これは、知識量についての話。

机上に書かれているような事に限定します。

なんでも、そうですが、

こと、相続においても、

税法を含めた法律通りに、全てが進む・・・

実務では、必ずしもそうではありません。

 

実務では、法律やテキストに書いているように、

割り切れない、計り知れない事が沢山あります。

 

そして、別のブログ、
相続コンサルティングと非弁行為」でも、

夫婦喧嘩の話を例に挙げましたが、

相続は、親族、つまり一族の人間に関係すること。

だからこそ、もう論理なんて、関係ありません。

そうです、感情と感情のぶつかり合いです。

そこには、法律も何も関係ない!

・・・なんてこと、よくあります。

 

そして、僕の尊敬する「Google先生」を

否定するわけではありませんが、

「Google先生」は、業際をはじめ、

複数の専門分野を跨いだ(横断する)内容、

人のちょっとした表情から心情を察することは、

できないんです。

 

「Google先生」には、

知識レベルでは勝てないものの、

そういった業際、横断的な解決能力、

洞察力といった部分では、

やはり、生身の人間であり、

相続の専門家と言われる、税理士、法律家、

相続コンサルタント等に、

分があるのではないでしょうか?

 

・・・はい、これで終わったら、

ただのつまらないブログ

になってしまいますので、

もっと、ちょっと(笑)

 

 

今日は、税理士、法律家、相続コンサルタントが、

「相続相談」において、「Google先生」には、

負けてはいられない点について、書き綴ります。

 

 

まずは、先に断りをいれますが、

僕の理想は、「相続相談」をはじめ、

相続手続や、相続対策を講じる際に、

その中心にいるべきなのは、

「相続コンサルタント」だということです。

 

そして、

その「相続コンサルタント」の定義は、

過去のブログでも記載しているので、

ご確認いただき、

 

且つ、「相続コンサルタント」

というネーミングを、

集客のためのマーケティングツールとして、

使ってはいけない・・・ なんていうことも

過去のブログに記載しています。

 

 

ですから、持っている資格が、

「税理士」だからとか、

「行政書士」だからとか、

「司法書士」だからとか、

「弁護士」だからとか、

 

逆に「税理士じゃないから」とか、

・・・あ、これ、良くない展開ですね。

すみません、ここ、訂正(笑)

 

つまり、自分は特定の資格保持者だから、

その他の分野は、知りません・・・

的なかんじだと、それは、「相続コンサルタント」

とは定義できません。

 

ま、上に掲げたような

国家資格をお持ちの方でしたら、

むしろ、「相続コンサルタント」って、

「あやしい」

「ダサい」

「俺(私)、〇〇士だし!」

「一括りにしないで!」

 

とか思うかもしれませんし、

それは、一般のエンドユーザーから見ても、

同じだと思います。

 

実際、それこそ、「Google先生」で、

「相続コンサルタント」と、検索したり、

「Yahoo!」の「知恵袋」を見ると、

 

「所詮、ノーライセンス」

「ただの怪しい人達」

「信用ならない」

「金の猛者」

とか、色々、書かれていますから、

国家資格保有者の先生方からすると、

そもそも「相続コンサルタント」なんて、

名乗りたくない方も多いですよね?

 

でも、どうでしょう?

その名乗りたくない

「相続コンサルタント」に

とても近しいと思われる、

 

「相続のコンサルティングをしています。」

 

的な発言を名刺交換の際にされている先生、

多いですよね?

 

まぁ、ノーライセンスではなく、

その名刺には、国家資格の名称が、

記載されていますから、

その時点で、「先生!」と思われているため、

あまり、怪しまれる方は、少ないと思いますが、

「先生」という呼ばれ方では・・・

「Google先生」と一緒ですね(笑)

 

すみません、真面目に進めます!

 

さて、話を戻しますが、

あくまで、僕の中では、

相続相談の相談員として対応したり、

相続手続を受任したり、

相続対策の講じたり、

されるのであれば、ご自身の専門分野は、

プロフェッショナルであることは当然ですが、

アンテナをしっかりと立て、

あらゆる分野の知識や、動向、

最新情報をアップデートさせておくべき・・・

と思います。

※「相続コンサルタント」否定派の方、すみません!

 

当然、国家資格には、独占業務がありますから、

その超えてはいけない壁を「越えちゃって!・・・」

と言っているわけではありません。

 

単に、うさぎさんのように、

ピーンと耳を立てて、

或いは、耳を、ダンボにして、

きちんと、相談者の方の相談を受け止め、

 

リスクはないかな?

デメリットはないかな?

等、常に様々な角度から感知する必要はありますし、

それが、ご自身の職域(テリトリー)を

超えてしまっているのであれば、

後は、頼れる専門家に委ね、

自身は、そこに寄り添ってあげる

 

・・・それが正解だと思うんです。

 

だって、「Google先生」は、

そこまで、できませんよね?

ま、リンク張って、「こちらへ、ジャンプ!」

とかは、よくありますけど(笑)

 

もし、目の前に、

相続相談に来られた相談者がいらした場合、

「知識」だけをひけらかしたり、

質問された内容にだけ、薄っぺらーく、

回答するだけであれば、

残念ながら、「Google先生に」軍配が上がります。

 

なぜか?

それは、「Google先生」に休みは無いんです!

そう、365日、24h、雨の日も風の日も

相談者が知りたいときに、いつでも回答してくれます。

しかも、しかもですよ!回答してくれた内容、

いちいち、メモしなくて良いんですよ!

スクリーンショット(スクショ)で保存したり、

関係者に知りたいときは、いつでも、その情報を

「共有」までしてくれるんです!

 

それも・・・リビングのソファーに横になったままの

パジャマ姿で、寝ぐせグシャグシャの状態でも・・・

片手にスマートフォンがあれば・・・

 

そう、単に知りたい情報に回答するだけなら、

それこそ、「Google先生」で良いんじゃないですか?

 

でも、相続の相談って、そうじゃないですよね?

例えば、相談者の方から相談を受けた時、

或いは、質問をされた時に、当然、そのことについて、

回答するのは、義務でしょう。

 

けど、そこから先の話ですよね。

 

今の回答で、相談者の方は、理解できたのか?

もしかしたら、誤解が生じたり、勘違いがないだろうか?

理解度を確認するために、例えば話等、必要だろうか?

相談者の方の状況、家族構成、財産状況に

当てはめて考えてみたら、どうだろうか?

メリットだけでなく、デメリットは何だろうか?

リスクは何だろうか?

 

相談者からいただいた相談や質問に対して、

ただ、真正面から、ストレートに返しただけでは、

それこそ、専門分野という縛りの中での回答に過ぎないので、

きちんと、他の専門分野からの検証はできているのか?

 

その場合、もっと好ましい選択肢はないのか?

相談者の目的達成のためには、どんな選択肢があって、

その選択肢の中から選択するにあたっては、

確実性を重視するのか?

イニシャルコストを重視するのか?

トータルでのコストを重視するのか?

 

また、その選択をするにあたって、

相談者をはじめ、関係者全員の表情は、どうなのか?

気分が晴れた表情なのか?

下を向いて暗い表情で俯いているのか?

 

では、その俯いている原因は、どんなことで、

その原因をどうすれば、

取り除いてあげることができるのか?

もっと、好ましい選択肢は、無いのか?

 

相続コンサルタントの実務って、

ただ、ひたすら、この連続ですよね。

 

五感を通じて、相続の相談にいらした

相談者を受け止め、

これら全てをサポートすることが、

相続相談において、「Google先生」では、

決してできないことであり、

「相続コンサルタント」にしかできないこと。

 

つまり、これが、・・・「違い」。

アナタの相続相談は、「違い」、出せてますか?

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